★全国県民性論破★ | |
石川県編/歴史性 | |
石川県はもともと加賀国と能登国の二国にあたる。 古代には能登のほうが先に開け、奈良時代に大陸から使者が渡来し、 仏教文化の門戸としての役目を果たした。 その後、農村部に浄土真宗が急速に広まり、百姓が連帯して信者となった。 民衆による共和国が誕生し、「百姓ノ持チタル国」となり、公共自治体が形成された。 しかし秀吉の全国統一によって消滅した。 前田利家が加賀に入り、能登も支配した。 それから約300年近く、加賀、能登、富山を支配した前田家は、加賀を封建美豊かな町につくりあげた。 その気風はいまでもどっしりと根づいている。
(silverfleuretサンからの投稿)↓
守護大名富樫政親は念仏を唱える一向一揆勢に城を囲まれ、自害。
一族郎党は散りぢりになって加賀を落ちました。
その後、かのフランス革命に先立つこと400年。
ここに世界初の民衆自治による共和国が出来上がりました。
これぞ加賀の一向一揆ですね。
一族郎党は散りぢりになって加賀を落ちました。
その後、かのフランス革命に先立つこと400年。
ここに世界初の民衆自治による共和国が出来上がりました。
これぞ加賀の一向一揆ですね。
【加賀百万石】
加賀の前田家は、加賀、能登、富山の三国で、122万1000石の雄藩であった。 そのため徳川幕府も恐れたのが前田家であった。 前田家では幕府の警戒心を軟化させるため、武芸ではなく文化の振興に励むに至った。 利常の時代には、徹頭徹尾、文芸に現をぬかした。 「加賀の狸寝入り」がそれである。 これは外様大名が生き抜くための秘策であった。 その後、綱紀の時代になっても、文化の振興に力を注いで中央との緊張親和を心がけた。 綱紀は江戸に入ると鼻毛を伸ばし、鼻水を垂らし、暗君を装ったという。 「加賀の阿呆ぶり」という言葉があるが、「加賀は遊び惚けている」という印象を幕軌こ 強く与えることで、藩を存続させたのである。 前田家は外様大名であるという立場から、武力よりも文化振興に力を注ぎ、幕府に忠節を示した。 初代利家から14代慶寧まで、領地替えは一度もなく、加賀百万石を守りきった。 幕府からは「いつ謀反を起こすか」と疑心を持たれていたから、高山右近の指導のもと、 大改築した金沢城に天守をつくらなかったし、藩を富山、大聖寺などに分けて表面上は石高を 減らす努力も行なった。 その一方で、寺や神社の屋根は、すべて鉛瓦で葺くという、したたかさも持ち合わせていた。 いざというときの準備を怠らなかったのである。 道路を見れば、袋小路や三叉路、五つ辻が入り組んで交差し、外敵の進入に備えていた。 城下には用水を張り巡らせた。 これは城下の景観を保つのが目的でなく、あくまでも軍事目的でつくられていた。 さらに着々と殖産興業を行ない、藩の財政を安定させ、美術・工芸をはじめ加賀文化が花開いた。 このように、加賀百万石が徳川300年の間に一度も転封されなかったのは、 利家以来、「絶対に徳川と争うな」という家訓を守り通してきたからである。 明治維新でも加賀は動かなかった。 一兵たりとも兵を出さなかったため、明治政府から何らおとがめもなく、 加賀文化はそのまま後世に引き継がれていった。 そしてこの地からは、文学者や思想家が多く輩出した。 文化勲章の受賞者は、東京、京都に次ぐ多さである。
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維新に動かず、明治初年になって石川県士族はそうとうバカにされたようで。
世は薩摩長州藩閥政治の真っ只中。
そこで石川県士族(旧加賀藩士)の島田某が仲間を募り、東京紀尾井坂で明治政府最重要人物の
大久保利通を刺殺したんですね。西南戦争のすぐ後くらいの頃ですか。
世は薩摩長州藩閥政治の真っ只中。
そこで石川県士族(旧加賀藩士)の島田某が仲間を募り、東京紀尾井坂で明治政府最重要人物の
大久保利通を刺殺したんですね。西南戦争のすぐ後くらいの頃ですか。
【参勤交代】
加賀の参勤交代は、金沢→富山→上越→長野→軽井沢→高崎→熊谷→江戸のルートをたどった。 東海道に比較すると難所が多く、12泊13日の旅であった。 最大の難所である親不知(新潟の県境)では、麻縄を持った波除人足500人を集めて、人垣をつくり、 藩主を波から守ったという。 行列の数は2000人、全行程中63の宿を利用した。 旅費は現在のお金に換算すると約5億~6億円であった。 いかに加賀が財政豊かな藩であったかがわかる。
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