今日は久しぶりの遠征地として、ブライダル都市高砂市に行ってきました。
兵庫県西部の姫路市と加古川市に挟まれた小さな都市であります。
市の花は「菊」、「市」の木は松と大変風光明媚なところでもあり、
いたるところに植えられている松とは、海岸線と相性がいいのか風情が漂っています。
高砂市の人口は10万人にあと少しというところでもあり、
平成10年の99422人をピークに現在は97225人と弱冠下り坂であります。
しかし、日本中で少子化が謳われる中では貢献しているともいえます。
主な産業のうち有名な竜山石(今回の写真)は、凝灰岩特有の優れた防火性と、
耐久性に優れた特性から、主に建築・環境用石材としての需要が多く、
古代、畿内の豪族勢力の石棺に用いられたり、仁徳天皇陵の石材にも用いられています。
安土桃山時代になると、姫路城や明石城、大阪城など築城の際にも用いられ、
姫路藩の専売特許として全国に提供されていきました。
ただ、磨いてもつやが出なく、派手な装飾が出来ないために、
現代のような御影石のようにはいかず墓石には向きません。
そのようなこともあってか竜山石の市場はあまり大きくも無く、
知名度も低くなってしまいました。
今日の調査対象エリアは山陽新幹線沿線から山陽電鉄沿線と広く、
まだまだ広大な空き地と田畑が目立つ住宅街でありました。
駐車場も数が少なく供給が間に合っていないようでもあり、路上駐車は多かったです。
駐車料金も5000円からと都心部の10分の1の価格で非常に安いのが特徴で、
複数代契約などすれば20台詰め込んでも10台分とかも十分考えられます。
神戸市内まで50分、大阪市内まで100分?とアクセスは悪いものの、
姫路市内、加古川市内、明石市内へは比較的近くもあります。
しかしこの地域では、自動車が無いと生活に不便を感じるのではないでしょうか。