当地にGWはないが、メーデーの振り替え休日で4月30日から5月2日まで3連休だった。ので、お気に入りの小旅行地、マラッカへ行ってきた。
マラッカは、当地から2時間ほどのドライブ。車があると簡単に行ける。詳しい歴史については長々と書けないけど、600年ほどの歴史のある古くて、静かな町。
マラッカ海峡を利用した海上貿易で栄えたこの町は、ポルトガル、オランダに征服・統治された歴史を持つ。もともとのマレーシアの文化に、ちょこちょこと古いヨーロッパの爪あとが残る。丘の上の朽ちかけた教会、St. Paul's Churchには、歴史の教科書でおなじみのフランシスコ・ザビエルが、1553年に一時埋葬されていたという、驚くような歴史もある。(その後、インドのゴアに埋葬された。)一番上の写真は、ポルトガル統治時代の砦「A Famosa」。オランダの侵略時にダメージを受けたが、今もひっそりと残って、マラッカの歴史を物語っている。
教会、A Famosaと並んで有名なのは、Jonker Streetと呼ばれる通り。(写真2番目)アンティーク、ガラクタショップが並ぶこの通りは、一件中華風。中国からの移民がマレー文化を取り入れ、独自の文化(Baba & Nyonya)を展開したのだが、この通りはその象徴。アンティークショップを冷やかしながら、陶器工房で買い物、通りにあるカフェを梯子して、わき道に入ったところにあるレストランでランチをするのが、お気に入りの歩き方。だけど、今回は現地の連休と、日本のGWも重なったのか、すごい人出。Jonker Streetも混んでいたし、行きたかったローカルのレストランも午後2時を過ぎても大勢が行列。しかたないので、有名なブティックホテルのカフェでランチ。外の喧騒とは裏腹に、貸切状態でゆっくりとおいしいランチを食べた。
Jonker Streetは余りにも混雑していたが、少し離れたところは、いつもの通りの静かなマラッカ。ホテルへは町の中心を流れる川を渡るのだけど、川沿いは綺麗に整備されたところもある。(写真3番目)ホテルまでもう少しというところで、古い建物やインテリアをディスプレイした、まったりできるカフェがあったので、そこでビールを。暑い午後、ちょっと歩いて咽喉が渇いていたので、最高。だんなとゆっくりと咽喉を潤しながら、おしゃべりし、ほろ酔い気分でホテルに帰る。ホテルのプールで泳いで、身体を冷やした後は、夕食にちょっと離れたところへ出かけた。
次の日は、だんなの誕生日。プレゼントとして18ホールのゴルフラウンド。マラッカはゴルフコースもたくさんあるのだ。ゴルフ終了後、帰宅の途に。やはり2時間半ほどで、家に着いた。やはり小旅行にはもってこいの距離。
友人に言わせると、「眠っているような小さな町」のマラッカ。近いところにあるけど、異国情緒がたっぷりあると思う。気分転換に、ゆったりしに行くのには最高。ますますマラッカがお気に入りになった。