今年は、いわゆる「南京事件」70周年の年で、中国では大規模なデモや暴動が予想されます。そんな中、ハリウッドでは映画「南京」が上映されようとしています。これはアイリス・チャンの悪名高い著書である「レイプ・オブ・南京」を元にして、アメリカの大手インターネット企業のAOLが製作したものです。内容ははっきりとはわかりませんが、「レイプ・オブ・南京」を踏まえているということから、かなり反日的な映画であることがわかります。今まで嘘を見過ごしてきたつけが回ってきました。そもそも、この「レイプ・オブ・南京」は事実誤認や写真の誤りなどが多数指摘され、日本語版の出版は見送られたものです。また、虐殺者の数だって現在中国政府は30万人としていますが、東京裁判時では2万人としていました(数字にこだわらないのは中国の文化)。そして、最近では東中野修道氏をはじめとして、世界各国の研究者が研究して南京事件はなかったという方向に傾き、教科書の本文からこれに関する記述がなくなりました。しかし、「南京事件はプロパガンダである」ということを主張する本は国内ではたくさん出ていますが、海外では全くと言っていいほど出ていません。アメリカでは未だに「レイプ・オブ・南京」が読まれているといいます。今こそ、「レイプ・オブ・南京」の嘘に対抗すべく、東中野修道氏の著書などを英語に翻訳し、世界に発信すべきです。「史実を世界に発信する会」などの団体が熱心に活動していますが、民間の小さな団体であり微力です。日本の名誉のためにも、政府と民間が一体となって史実を世界に発信すべきです。
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