とうとう靖国問題・教科書問題が話題に上った。
意識的に避けてきたわけでなくフラットメイト間での暗黙の了解「歴史問題はタブー!」
きっかけは、ワタクシの発言。
「チンギスハンの時代の日本との戦争ってさぁ~」
「えぇぇ??なんでそのこと知ってるの???!」
「えっ・・だって、歴史の教科書に・・」
「それそれそれそれ!それをずっと聞きたかったの!」
「日本の歴史の教科書にそんなこと書いてあるの?」
その場にいたのは、私(日本人)、中国人のフラットメイト二人、
日本と中国のナショナリズムと両国の関係について研究しているマレーシア人。
結局は、お互いに情報不足による誤解が根本にあるのではと思った。
中国人のフラットメイトは、日本の全ての学校でその問題になった教科書が使われ、
その教科書は戦時中日本が中国で何をしたかを一切記載していないと思っていた。
教科書ではネガティブな意味を持つ言葉は使われず、南京大虐殺Nanking Massacreが
南京問題Nanking Issueになっていることも知らなかった。
彼らは、ワタクシが南京大虐殺のことも731部隊のことも知っていると知ると、驚愕した。
「なんで知ってるの??!あなたはもう私の友達よ!」
↑歴史上の事実を知っていたら、友達になれるのか・・・。
反対に、今までは知らないと思われていたってことは、お友達じゃなかったのね・・・くすん・・・
靖国問題に関しては、「A級戦犯」が祀られていなければ、特に問題はないという。
日本人と中国人とそしてそれを専門に研究している第三者のマレーシア人がいてよかった。
冷静に両国からの視点の歴史と事実に関するプロフェッショナルでアカデミックな意見は貴重だった。
また、日本に住む日本人と地球上の六分の一の人口が住む中国の中国人だけの問題ではない。
両国外にいる両国からの留学生だって、リアルタイムでニュースを手にする。
ニュースで報道されるのは、ネガティブな面である。ある意味、それがニュースだから。
その問題が表面的なトラブルを引き起こすことはまだないけれど、雰囲気が硬くなったのは確か。
世界中にいる凄まじい数の、中国に住まない中国系の中には、未だ「中国人」としての
アイデンティティーを持ち続けている人もたくさんいる。
そういう人たちの存在も無視してはいけないのでは?
その中国人の一人は、愛国教育は問題だという。もう一人は愛国教育は素敵じゃない!という。
自国に対する愛情を深める愛国教育は素敵。
ただ、中国の愛国教育はクセがある。。。
広大な国土に凄まじい数の人口を抱えた国が国民をまとめるためには効果的な教育だけど。
基本的には靖国問題も教科書問題も日本の内政問題である。
隣国に文句言われたから、じゃ、やっぱやめましょ!とコソコソと退散しろというのではない。
オレ様はオレ様がしたいことをするんだい!文句あっか!?という行為によりもたらされる、
将来の日本の国益に対する影響を少しは考えたほうがいいのでは?
ジャイアンはそのわがままにより、最後にいつも泣くし。
本当に、真の意味で、日本と日本国民のためになることをしている?
中国と日本の地図を書いて話してくれた。
「戦前、日本は蚕(の形)で、中国は桑の葉(の形)。戦中、蚕に桑を食べられて、
戦後、中国は鶏(の形)になり、蚕を食べちゃった!」
う~ん・・・
食べられないようにしようね、日本よ・・・
その話題の前は、マレーシア人と中華料理屋でマレーシアの民族問題について討論。
せっかく、勉学から離れて、食べることだけに集中しようと思ったのに・・・
何をしていても、考えるのは「民族関係」。。。。病気だな。
このレストラン、なんと、チョコレートの噴水がある!!
要するに、チョコレートが噴水から湧き出ていて、チョコレートフォンデュの要領で
フルーツやクッキーをチョコレートでコーティングして食べる!というもの!!
楽しかった~!! おとぎの国に来たみたいだった!!
本日の歩数:午前3時現在 11,306歩
本日の写真:嬉々としてチョコレートの噴水で遊ぶワタクシの右腕。