マレーシアの国定歴史教科書のタイトルが 「日本とのフレンドシップ・メモリアル」 であり、1ページ目が 「日本軍のコタバル上陸」 から始まる事実を、日本の多くの人々に知っていただきたい。
マレーシア・ペナン在住のイスマイル・ビン・ラザク氏を訪問した。
マレーシア・ペナン在住のイスマイル・ビン・ラザク氏を訪問した。
その時に、ペナン中学3年生お嬢様アイーシャさんより頂いたのが下記の教科書である。
現在使用されている、マレーシアの国定の中学歴史教科書である。
マレーシアの歴史は日本軍のコタバル上陸から始まる。はっ、と驚いた。
国史の1ページ・・・それが・・・。 「それ以前の、数百年数千年の歴史はないのですか」とアイーシャさんに聞いた。
愚問だった。マレーシアは52年の歴史しかなかった。
ブリッティッシュの老獪そして狡猾な植民地政策。
略奪を正当化するための愚民政策、人種を多層支配する分割統治。
宗教は消され、歴史は消され、言葉は消され、文字を消される。
教育はない、自由もない、生きている意味さえ見出すことがむずかしかった。
この地で生まれたプライドさえ・・・。
マレーシアのこの国定教科書に感謝したい。
事実を伝えることがどんなに大変なことか。
アイーシャさんにもう一度尋ねた・・・。
「日本がコタバル上陸しなければどうでしたか」
「マレーシアという国はなかったでしょう。今もブリティッシュの植民地のままでしょう」