フェロニッケルスラグの溶出液の害性
これについては「Come on by! 英語でガレージ!」を書かれている香取ヒロシさんが検証記事を書いているので是非そちらをご覧いただきたい。
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フェロニッケルスラグの毒性はシリカだけではない。スラグには重金属や砒素などの有毒物質が含まれていることもあり、安全性を確認するためには溶出試験が欠かせない。住友金属鉱山の実施した溶出量試験ではカドミウム又はその化合物、シアン化合物、鉛又はその化合物、六価クロム化合物、砒素又はその化合物、水銀又はその化合物、セレン又はその化合物、弗化物、ほう素の測定値が示されている。そしてシアン化合物が不検出になっている他はすべて基準値以下である。
ところが黒木さんがフェロニッケルスラグを埋めた場所の調整池の水を採取して調べたらカドミウムが基準値の3倍、鉛が210倍、砒素が50倍、フッ素20倍、水銀15倍、セレン3倍。
そこで香取さんは原告が提訴の根拠としている日向市の水質検査結果を検討した。そして、その結果から「自然に存在する水」ではなく「水道水」であると結論づけた。つまり、調整池の水は水道水に入れ替えられていたと推論している。
もしこれが事実なら検査の捏造だ。宮崎県では過去に最終処分場の水質検査記録が改ざんされていたということが明るみになっている。