BSフジ9/20(木)19:00~「ちいさな大自然」#23「原始の森に抱かれて」を観た。
キャスターは、益田由美ゼネラルアナ。
19:00~45 奈良県吉野郡川上村の森と水がテーマだった。
尚、19:45~53 「隣りの生きもの通信 キリギリスの不思議」。
居ながらにして、このような素晴らしい自然を楽しめることは有り難き哉。
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川上村は、南の山上ヶ岳(大峰山系)、東の大台ケ原(台高山系)、北の吉野山に囲まれた難関の地。
電車の便は、近鉄の大和上市駅までは、大阪ならば南大阪・吉野線(1時間10分)、京都ならば橿原・吉野線(2時間)。大和上市駅からはバス40分。
川上村のブログ 「ちょっとよってんけぇ~!かわかみブログ」 http://blog.livedoor.jp/kawakamimura/
森の案内役は、長年林業に携わって来られた辻谷達雄氏
・・・川上村「森と水の源流館」館長で、「山の学校・達っちゃんクラブ」講師、「和歌山市民の森づくり体験会」指導員など。
吉野杉の林業は室町時代に川上村で始まった。
川上村では水源地の村として「川上宣言」を発信し、歴史ある吉野林業や水源地の原始林保全などを通じ村づくりに取り組んでいる。
五社トンネルを抜けると川上村林業資料館の「山幸彦のもくもく館」が在る。
月1回開催される「山の学校・達っちゃんクラブ」は、大人気の体験教室。
「下多古村有林」(樹齢280~380年)は日本最古の人工林。
月1回開催される「山の学校・達っちゃんクラブ」は、大人気の体験教室。
「下多古村有林」(樹齢280~380年)は日本最古の人工林。
日本国内で大台ヶ原中腹を中心とした紀伊半島南部の大峰山系と、四国高知県東部魚梁瀬地方とにおいてしか自生しない天然記念物の「トガサワラ原始林」が、三之公の約10haに亘って広がっている。
日本固有種のトガサワラは、日当たりの良い乾燥し痩せた尾根に自生し、雌雄同株で花は4月にひっそりと開き、10月には5cm前後の卵型球果が着く。
吉野川源流の水源地は「笹の滝」の下であるが、保護のため現在は立ち入り禁止。
川上村の周辺には場所が場所だけに、美しい滝のメッカ。
「屏風」「蜻蛉」「琵琶」「御船」「大天井」「岩戸」「明神」「不動」の各滝。
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番組では、ネイチャーフォトグラファーの内山りゅう氏の案内で、源流の郷の水と自然を見つめる。
東京都出身の内山氏は、東海大学海洋学部水産学科卒業。地球の水の3%に過ぎない淡水に拘り生物とその環境の撮影がライフワーク。
1999年より和歌山県白浜町に移住し、豊かな紀伊半島の自然と清らかな水を取り巻く環境を撮影し続けて来られた。
関連著書として、「水の名前」(平凡社2007年2月刊)。
関連著書として、「水の名前」(平凡社2007年2月刊)。
彼の水中カメラは、北欧製のフィルム撮影機(Massel ELX553?)なのだ。カメラワークも照準も難しい。
川上村を訪れて未だ3カ月ばかり。「屏風の滝」の水面、水面下の滝壺の姿、水中のヤマメ・アマゴ・カワヨシノボリなどを狙う。