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和歌山県 広川町 津波防災教育センター

●津波防災教育センター ●濱口梧陵記念館 ●開館・予約情報 ●見学の申込みはこちら(PDF)
●開館日カレンダー ●入館料金・アクセスのご案内

開館時間

午前10時~午後5時(入館時間は午後4時まで)
 

休館日


月曜日・火曜日(祝日の場合は開館) 年末年始(12月29日~1月4日)

入館料 〔濱口梧陵記念館の入館は無料〕


一般500円
高校生200円
小・中学生100円
(学校の教育活動の場合、小・中学生は半額)(団体でのご来館は事前にお申し込みください)
 

アクセス方法


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稲村の火の館 アクセスマップ

〒643-0071 和歌山県有田郡広川町広671
TEL 0737-64-1760  FAX 0737-64-1761
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稲むらの火の館 アクセスマップ

交通のご案内


電車の場合:JRきのくに線「湯浅」下車、徒歩約15分。
車の場合:湯浅御坊道路「広川IC」から、北西へ約10分。
  
 

稲むらの火

 
 稲むらの火(いなむらのひ)は、1854年嘉永7年/安政元年)の安政南海地震津波に際しての出来事をもとにした物語。地震後の津波への警戒と早期避難の重要性、人命救助のための犠牲的精神の発揮を説く。小泉八雲英語による作品を、中井常蔵が翻訳・再話したもので、文部省の教材公募に入選し、1937年から10年間、国定国語教科書(国語読本)に掲載された。防災教材として知られ、高く評価されている。
 もとになったのは紀伊国広村(現在の和歌山県有田郡広川町)での出来事で、主人公・五兵衛のモデルは濱口儀兵衛(梧陵)である。
 
 

物語の概要

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「稲むら」(稲叢)とは積み重ねられたの束のこと。稲は刈り取りのあと天日で干してから脱穀するが、上のように稲架(はさ)に架けられた状態を「稲むら」と呼ぶ。
ただし脱穀後の藁の山も「稲むら」と言うことがあり、史実で燃やされたのは脱穀後の藁である。
 
 村の高台に住む庄屋の五兵衛は、地震の揺れを感じたあと、海水が沖合へ退いていくのを見て津波の来襲に気付く。祭りの準備に心奪われている村人たちに危険を知らせるため、五兵衛は自分の田にある稲の束(稲むら)に松明で火をつけた。火事と見て、消火のために高台に集まった村人たちの眼下で、津波は猛威を振るう。五兵衛の機転と犠牲的精神によって村人たちはみな津波から守られたのだ。
 
 

史実との異同

 「稲むらの火」は濱口儀兵衛(梧陵)の史実に基づいてはいるものの、実際とは異なる部分がある。これは小泉八雲の誤解にもとづくものであるが、翻訳・再話をおこなった地元出身の中井常蔵もあえて踏襲した。
 史実と物語の違いは国定教科書採用時にも認識されていたが、五兵衛の犠牲的精神という主題と、小泉・中井による文章表現の美しさから、安政南海地震津波の記録としての正確性よりも教材としての感銘が優先された。
 
 物語では地震動について「今の地震は別に烈しいといふ程のものではなかった」と書かれているが、濱口梧陵は地震の様子を手記の中で「其激烈なる事前日の比に非ず。瓦飛び、壁崩れ、塀倒れ、塵烟空を蓋ふ」と記しており、宇佐美龍夫は広村の震度を5-6程度と推定している。
 地震の揺れ方や、津波襲来前に潮が大きく引いたという描写は、出版直前に起った明治三陸津波から小泉八雲がその示唆を得た可能性が考えられている。
 
 農村の高台に住む年老いた村長とされている五兵衛に対して、史実の儀兵衛は指導的な商人であったがまだ35歳で、その家は町中にあった。また、儀兵衛が燃やしたのは稲穂のついた稲の束ではなく、脱穀を終えたの山(これも「稲むら」と呼ぶことがある)であった(津波の発生日が12月24日〈新暦換算〉で、真冬であることに注意)。
 また、儀兵衛が火を付けたのは津波を予知してではなく、津波が来襲してからであり、暗闇の中で村人に安全な避難路を示すためであった。
 
 「稲むらの火」には描かれていないが、儀兵衛の偉業は災害に際して迅速な避難に貢献したことばかりではなく、被災後も将来再び同様の災害が起こることを慮り、私財を投じて防潮堤を築造した点にもある。これにより広川町の中心部では、昭和の東南海地震南海地震による津波に際して被害を免れた。
 

安政南海地震

安政南海地震
 
本震発生日発生時刻震央規模最大震度津波地震の種類被害死傷者数
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安政南海地震の位置

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1854年12月24日
16時半頃(日本標準時
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日本の旗
日本南海道
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北緯33度0分0秒
東経135度0分0秒
[注 1]座標: Image may be NSFW.
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北緯33度0分0秒 東経135度0分0秒
[注 1]
  M8.4 - MW8.5
  震度6:-7: 紀伊新宮土佐中村
最大16.1m
海溝型地震
逆断層
死者 数千人
 
 
 
 
 
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稲むらの火の館
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濱口梧陵記念館
1854年(安政元年)安政の大地震による大津波の時、濱口梧陵が命をかけて村民の命を救った「稲むらの火」。その偉業と精神、教訓を学び受け継いでゆくため、ゆかりの地和歌山県有田郡広川町に、2007年(平成19年)4月22日、濱口梧陵記念館と津波防災教育センターから成る「稲むらの火の館」が建設されました。
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濱口梧陵記念館
1820年(文政3年)紀伊国有田郡広村に生れ、66歳で亡くなった濱口梧陵(ヤマサ醤油 7代濱口儀兵衛)。
濱口梧陵ゆかりの広川町の邸宅を改修して誕生した記念館です。 木造平屋建て、美しい庭園は落ち着きのある空間です。
濱口梧陵の生涯をひもとき、偉大な功績や教訓、人柄を感じさせるエピソードに出会えます。
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濱口梧陵
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展示室
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展示室
濱口梧陵展示室
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    濱口梧陵

    濱口梧陵
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    展示室

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津波防災教育センター
津波防災のあゆみや精神にまつわるさまざまな展示物や防災の3つの知恵「応急・復旧・予防」がゲーム形式で体験できるコーナーがある津波防災の教育の施設です。
また、地震津波の恐ろしさとその威力を体感できる3Dシアターや、長さ16mの津波実験水槽にて津波の伝わり方も学習できます。
災害時には地域住民の一時避難場所、備蓄場所としても機能も備えています。
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稲むらの火展示室
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3D津波映像シアター
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津波シミュレーション
稲むらの火展示室3D津波映像シアター津波シミュレーション
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    稲むらの火展示室

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    3D津波映像シアター

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    津波シミュレーション

    津波シミュレーション
 

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