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[転載]小百合「夢千代館」で平和の願い 心新た 原爆詩朗読きっかけ映画の舞台

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女優の吉永小百合(60)が22日、兵庫・温泉町の湯村温泉に昨年11月に完成した「夢千代館」を初めて訪れた。同所は胎内被爆で白血病に侵されたヒロインを演じた代表作「夢千代日記」(原作・早坂暁)の舞台で、吉永が原爆詩の朗読をライフワークにするきっかけともなった場所。今年、戦後60年を迎え、平和を願う気持ちも原点に返り、人生の節目の地で心新たにしていた。

 「夢千代日記」の人気で湯村温泉の観光客は増加し、吉永はシンボル的存在となった。20年ぶりの訪問に吉永は「故郷に帰ってきたよう」と懐かしんだ。ライフワークとなっている原爆詩の朗読は、夢千代を演じ終えた翌年から始まっている。「この作品と出合うことがなければ、私の朗読もありませんでした」

 「夢千代館」には「平和の願い」を込めた吉永の色紙がある。

 興収27億円のヒット作「北の零年」の上映会とキャンペーンが約半年間続いたが、23日に鳥取で終了する。次回作を考える前に今年は残る時間を例年よりも多い、全国約10か所で朗読を行うことを決めている。

 終戦60年。吉永がこだわる背景には「年齢のことに触れるのはとっても嫌ですが、私が生まれたのが60年前。いつまでも戦争はあって欲しくない」という強い思いがある。20年間、ほとんど手弁当で地道に続けてきた朗読は実を結び、小・中学校でも積極的に取り上げられ、CD化もされた。今年は平和の尊さについて「語り継ぐもの」という題で、中学の国語の教科書(教育出版)に書き下ろしの文章も採用された。

 「最初に朗読を始めたころは、いただいたものを読んで感動することにとどまっていた」と振り返るが、回数を重ねるごとに芝居とは異なる感情移入の難しさ、奥深さを知った。どんなに気持ちが高ぶろうと涙を見せることはしない。

 吉永は“故郷”で多くの人々の歓迎を受けながら「これほど長く夢千代が記憶に残るということは、心に(平和を)要求するものがあるからではないでしょうか」と気持ちを新たに語っていた

転載元: 一億円不正献金


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