「被害の実態調査を」 カネミ油症五島市の会 長崎市で署名活動
2009年7月13日
2009年7月13日
五島市のカネミ油症被害者でつくる「カネミ油症五島市の会」(矢口哲雄会長)は12日、未認定患者を含む全被害者を対象にした実態調査実施などを求める署名活動を長崎市で行った。同会として街頭署名活動をするのは初めて。
同会は被害の実態調査のほか、油症の解明と根本的な治療法開発の強化▽医療費などの生活支援措置▽認定基準の見直し‐を求めている。9月末までに1万人分の署名を集めるのが目標で、福岡市など県外での署名活動も予定している。
この日は認定患者と支援者の計5人が参加し、通行人に署名を呼び掛けた。同会事務局長の宿輪敏子さん(47)は「一緒に闘ってきた中には亡くなりそうな人もおり、時間がない。できるだけ早期に支援策を整えてほしい」と話した。