扶南国
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歴史
詳細は「:en:List of kings of Cambodia」を参照
扶南の起源
しかし、扶南という名称は出ておらず、当時の現地人がどのような名前で国を呼んでいたかは明らかではない。
後述する民族についての考察からも、1世紀頃にオーストロネシア系が扶南をたてたとする説が有力である。629年に完成した梁書によれば、扶南をたてた人物は「徼」(マレー半島かインドネシアの島と言われている)から来た外国人「混塡」(Kaundinya I)である。混塡は土地の女王「柳葉」(Queen Soma)と結婚し、その子供に王権を与えると、その子供は七つの町[1]を作ったと伝えられている。
扶南の滅亡
628年に真臘のイシャーナヴァルマン1世が扶南を占領し、滅亡した。
民族
中国史書による記録
梁書卷五十四 列傳第四十八 諸夷のなかに記載されている。以下、原文を記し、適宜解説する。
オーストロネシア語族
話される地域: | 東南アジア沿海部、オセアニア、マダガスカル、台湾 |
原郷: | 台湾 |
言語系統: | 広範に見られる語族 |
下位言語: | |
ISO 639-2・639-5: | map |
東南アジア周辺の言語分布 大洋州周辺の言語分布 アドミラルティ諸島諸語&ヤップ語 St Matthias 西大洋州諸語&中部メラネシア諸語 テモツ諸語 南東ソロモン諸語 南大洋州諸語 ミクロネシア諸語 フィジー・ポリネシア諸語 |
概要
オーストロネシア語族は千前後の言語[1]から構成され、西はマダガスカル島から東はイースター島まで、北は台湾・ハワイから南はニュージーランドまでと非常に広く分布している。近代のインド・ヨーロッパ語族の拡大まで、最大の範囲に広がる語族であった。しかし範囲の広さに関わらず言語間の類縁性がきわめて高く、語族として確立している。
話者が最も多いのはインドネシアで、この国の国語と定められているインドネシア語はマレー語をもとにして人工的に作られた言語であるが、各地域にはジャワ語、スンダ語、マドゥラ語、ミナンカバウ語、バリ語、ブギス語、マカッサル語、アチェ語などが分布し、インドネシア語はこれらマレー系諸言語の共通語として生まれた。マレー語がインドネシアの共通語となった歴史的背景としては 15 世紀から 16 世紀初頭にかけてマレー半島南岸に繁栄したマラッカ王国の影響が挙げられる。マラッカ王国からイスラームが広がり、その言語が商業用語としても広く用いられたからである。マレーシアの国語はバハサ・マレーシアといい、マレー語を基礎とするものだが、マレーシア語とインドネシア語は 90% 共通する。
フィリピンの共通語はルソン島南部のマレー系言語であるタガログ語だが、フィリピンも各地域にセブアノ語、イロコス語、パンガシナン語などマレー系言語が分布している。マレー系言語はインドシナ半島にも分布する。古くからチャンパ王国を建国したチャム族の言語チャム語である。チャンパ王国はベトナムに滅ぼされたが、民族としてのチャム族はベトナム中部からカンボジアに今も存続している。
「アフリカの言語」も参照
アフリカ東部のマダガスカルにまでマレー系言語が分布しているのは驚くべきことだが、これは全く海洋民族であるマレー系民族の移住によるものである。距離が遠く離れているにもかかわらず、マダガスカル語(マラガシー語)とマレー語との言語学的な親縁関係は強いとされる。マダガスカルのマレー系民族は人種的にはアフリカ黒人のバンツー民族と混血していて、言語にもその影響が見られる。
オーストロネシア語族の祖形を残す台湾原住民(中国語では高山族、日本語では高砂族)諸部族の言語はアタヤル語(タイヤル語)群、ツオウ語群、パイワン語群に大別され、このうちパイワン語群に属するアミ語の話者が 10 万人前後と最も多く、その他の言語の話者は数千人以下である。現代の台湾では中国語の影響が強く、原住民言語は消滅する傾向がある。
太平洋のオーストロネシア語族(海洋系)はニューギニア北部沿岸地域の言語から派生した。メラネシア系とポリネシア系に大別され、前者から後者が派生した。メラネシア系は中部太平洋のソロモン諸島、ニューヘブリディーズ諸島(バヌアツ)、フィジーなどに分布し、ポリネシア系はアメリカ合衆国のハワイ諸島、チリのイースター島、サモア、トンガ、ニュージーランドに分布する。ニュージーランドのポリネシア系原住民マオリ族の言語がオーストロネシア語族の南限となる。
クメール人
(1,600 万人 (2008年)) | |
カンボジア 1,280 万人[1] | |
170 万人 | |
140 万人 | |
200,000 | |
50,000 | |
25,000 | |
20,000 | |
16,000 | |
11,381 | |
5,000 | |
4,000 | |
3,000 | |
クメール語、ベトナム語、タイ語 | |
上座部仏教 | |
モン族、ワ族および他のモン・クメール語派 |
クメール人(クメールじん)は、カンボジアを中心とする東南アジアの民族。カンボジアの総人口の約90パーセントを占めるほか、タイ東北部、ラオス南部、ベトナム南部などにも住む。身体的特徴では一般に、波状の頭髪や体毛の多さといった特徴が比較的多く見られるが、皮膚は比較的濃色である。
歴史
詳細は「カンボジアの歴史」を参照