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【新華網】
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水質汚染が懸念される中、現地の環境保護当局者が「小豆の煮汁のようなもの」と発言して非難を浴びた河北省滄県小朱庄の「赤い地下水」問題で、同県は7日、小朱庄の養鶏場の井戸水から1リットル当たり7.33ミリグラムの有毒物質アニリンが検出されたことを明らかにした。飲用水基準値の73.3倍の量となる。地元政府の指示により、汚染源となった化学工場の取り壊しが始まった。燕趙都市報が伝えた。
設置から20年以上になる工場の取り壊しの知らせを受け、多くの村民たちがこの工場を見に集まった。地元に住む朱勇博さんは「取り壊しは全村民の長年の希望だった。長年汚染されていたため、今後、井戸をどれだけ深く掘れば飲むことができる水が出てくるのか分からないが、はっきりした回答がほしい。がんにかかる村民も多く、工場は環境汚染の責任をとるべきだ」と話した。
設置から20年以上になる工場の取り壊しの知らせを受け、多くの村民たちがこの工場を見に集まった。地元に住む朱勇博さんは「取り壊しは全村民の長年の希望だった。長年汚染されていたため、今後、井戸をどれだけ深く掘れば飲むことができる水が出てくるのか分からないが、はっきりした回答がほしい。がんにかかる村民も多く、工場は環境汚染の責任をとるべきだ」と話した。
「赤い地下水=小豆のゆで汁」発言の環境局長、クビに=中国
汚染によって赤く染まった地下水について「小豆をゆでた水のようなもの」発言して非難を浴びた河北省滄県の環境保護局長が更迭されることが明らかになった。中国メディア・中国網が7日伝えた。
・【仏国ブログ】中国の河川で6000頭の豚の死骸、ひどい水質汚染(2013/03/18)
同県のトウ連軍・環境保護局長は先日、同県内の村にある井戸で赤い水が出た問題について「赤い水イコール汚染水ではない。小豆を煮た水だってあるだろう」とコメントした。
この赤い水については、飲んだ付近の鶏数百羽が死亡するなどしたことから、水質汚染による変色の疑いが高まっていた。同局長の発言は専門家やインターネットユーザーからの非難を浴びたのみならず、国営の中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組でもキャスターが批判コメントを出す騒ぎとなった。
編集担当:柳川俊之)
日本ではこのところ、中国で排出される大気汚染の微粒子PM2.5が注目されているが、中国の環境破壊は海にも深刻な影響を与えている。国家海洋局の公式ウェブサイトは21日付けで、中国が海に排出している汚染物質は2012年、主用河川を経由するものだけで年間1705万トンに達したと紹介した。
・熊本県でPM2.5、国の基準を大幅超…汚染物質、中国から飛来か(2013/03/06)
「2012年中国海洋環境状况公報」によると、中国国内を流れる河川を通じて海に流れ込む汚染物質は上昇しつづけている。特に窒素と燐は前年比で大幅に上昇した。中国全国の主要河川72本だけで、2012年には汚染物質1705万トンを海に流し込んだ。
国家海洋局が全国435カ所の「陸から海への汚染物質排出ポイント」を観測した結果、工場などが直接排出している個所が34%、市の行政関連の排出個所は38%、河川が25%、その他が5%だった。
それぞれの排出ポイントで3、5、8、10月に海に流した汚染物質の量を観測した。4回の観測で平均して汚染物質流出が基準内におさまったのは435カ所のうち51%にとどまった。4回の観測すべてで汚染物質の流出が基準を超えたのは111カ所だった。
河口や湾で生態系を調べたところ、全体の81%が「健全さをやや失っている」または「失っている」状態だった。
編集担当:如月隼人)
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・「煙霧現象を中国のせいにした」…日本メディア批判チグハグ(2013/03/11)
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・熊本県でPM2.5、国の基準を大幅超…汚染物質、中国から飛来か(2013/03/06)
熊本県荒尾市で5日、大気に含まれる微小粒子のPM2.5の量が、国の暫定指針値を大きく超えた。PM2.5は中国の広い範囲で問題になっている汚染物質で、多くが偏西風などに乗って中国から飛来した可能性がある。
熊本県は5日、ホームページなどを通じて、過去10日間にさかのぼっての県内各地におけるPM2.5の測定値(速報値)の公開を始めた。発表によると、荒尾市役所では4日午後7時に空気1立方メートル中のPM2.5の重量が、国の暫定指針値である70マイクログラムを超える74マイクログラムに達した。その後もPM2.5の値はほぼ時間を追って上昇し、5日午前8時には110マイクログラムと、国の暫定指針値を大きく上回った。
同県では、有明保健所でも5日午前9時に、PM2.5の値が1立方メートル当たり107マイクログラムを記録した。益城町役場、八代市役所、菊池市役所、熊本市内の神水本町測定局でも、PM2.5の値が国の暫定指針値を上回った。
春先からは偏西風が強まるため、中国大陸からの微粒子飛来が増加する恐れがあるとされる。2011年5月1日には、中国で用いられる略字体の漢字で書かれた垂れ幕がついたアドバルーンが別府湾で見つかった。中国ではアドバルーンや風船に可燃性の水素ガスが用いられることがあり、中国国内でも数百キロメートルを飛んで、落下して爆発した例がある。
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PM2.5とは、大気中に浮遊する粒子状物質のうち、直径2.5マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリメートル)以下の粒子で、スギ花粉などよりも小さい。自動車の排ガスや工場の煤煙(ばいえん)などに含まれたり、大気中の揮発性有機化合物、窒素酸化物等のガス成分が光化学反応により生成されることがある。
中国では1月になってから、広い範囲でPM2.5を含む濃いスモッグが発生し、全国的な深刻な環境汚染が改めて注目された。
熊本県で観測された量程度では、ただちに重大な健康被害をもたらすとは考えにくいが、PM.2.5など微小粒子状物質は肺の奥まで入りやすいので、熊本県はホームページなどで、国立環境研究所環境健康研究センターの新田裕史センター長による、「ぜんそくなどの呼吸器や循環器系の持病がある人は、数値が高い日はなるべく外出を控えるなどの予防策を取るのも一つの方法だ」などの説明を紹介した。(編集担当:如月隼人)
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・【仏国ブログ】中国の河川で6000頭の豚の死骸、ひどい水質汚染(2013/03/18)
フランス人が、Le mondeサイトのブログ「m Blog」で、中国の河川汚染についてつづっている。
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・中国の河川汚染-m Blog
筆者は今年3月、中国・上海を流れる黄浦江で約6000匹の豚の死骸が発見されたことを世界中のメディアが報道したことを受け、「中国の河川汚染は、もはや一般的な現象であり、当局がほとんど向き合っていないような印象すらある」と指摘した。
「今のところ水質の汚染は確認されていない」という中国サイドの報道とともに、筆者は「中国の経済都市の人口約2千300万人が消費する水のうち、黄浦江の水で20%を補われている」という事実を伝えた。
筆者は、今回の事件を通して、中国を流れる河川の40%が汚染されており、20%は触れるのも危険なほど有毒だと考えられていることを紹介した。
「今のところ水質の汚染は確認されていない」という中国サイドの報道とともに、筆者は「中国の経済都市の人口約2千300万人が消費する水のうち、黄浦江の水で20%を補われている」という事実を伝えた。
筆者は、今回の事件を通して、中国を流れる河川の40%が汚染されており、20%は触れるのも危険なほど有毒だと考えられていることを紹介した。
そこで筆者は、この水質汚染はどこからくるものなのか、調べてみたという。河川敷に建てられた石油化学工場の数は2万棟にも上り、そのうち1万棟は東シナ海へと注ぐ長江に、4000棟は黄河に建てられ、定期的に毒素入りの廃棄物を川の中へと流しているということが分かった。さらに昨年、中国当局が1700件もの化学事故を認めており、この事実は水質汚染におおいに影響を与えているはずだと指摘した。
編集担当:下田真央・山口幸治)
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Mardi 12 mars 2013
Le fléau de la pollution des rivières chinoises
C'est une hécatombe de cochons qui fait grand bruit sur le Web depuis plusieurs jours : plus de 6 000 bêtes, du porcelet au cochon adulte de plusieurs centaines de kilos, ont été retrouvées mortes dans les eaux du fleuve Huangpu, qui traverse Shanghai.
Car les preuves de la pollution des rivières ne manquent pas depuis quelques années. L'an dernier, le gouvernement chinois dressait ainsi un bilan effrayant de la situation :
Les exemples de ces pollutions ne manquent pas : en septembre dernier, le fleuve Yangsté, autrefois appelé "fleuve bleu", virait au rouge près de la ville de Chongqing, suscitant l'inquiétude des habitants. Les scientifiques s'interrogeaient alors, dans les colonnes du blog de la revue Nature,
Si aucune explication définitive n'a été donnée, reste qu'en décembre 2011, un autre fleuve, la rivière Jian dans le nord du pays, s'était elle aussi colorée en rouge après une fuite de colorants dans un atelier textile illégal.
En septembre 2011, le fabricant chinois de panneaux photovoltaïques Jinko Sola avait dû fermer l'une de ses usines à Haining, dans l'est du pays, sous la pression de la population. La raison : le site rejetait des niveaux excessifs de fluorure, un élément très toxique à haute dose, tant pour les poissons que les riverains.
Autre cas, autre couleur : les rivières Baiyang et Daqubang, dans la province du Zhejiang (sud-est), sont devenues orange en mars 2012,
・環境懸念の下村大臣に「心配するならカネをくれ」(2013/03/01)
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